過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気です。
これは2002年に定義された症状に基づいた病名であり、副作用の少ないお薬が発売される事で頻尿に悩んでいた患者さんにとっては朗報でもありました。しかしあくまでも症状症候群であり様々な原因があるため注意をしなくてはなりません。膀胱癌や慢性膀胱炎、尿路結石、神経因性膀胱、心因性頻尿(精神的不安)が潜んでいる事もあり症状の改善がなければ、かかりつけ医とも相談して一度専門医を受診されることをお勧めします。
咳やくしゃみ、重いものを持ち上げた時、運動等に腹圧がかかって尿がもれる症状です。これらは尿道過活動(ぐらぐら尿道)、尿道括約筋不全(すかすか尿道)と様々な要因があるため、まずは専門医を受診されることをお勧めします。
膀胱癌、慢性膀胱炎、心因性頻尿(精神的不安)、薬剤性膀胱炎、間質性膀胱炎、尿路結石、神経因性膀胱(脳卒中後遺症、脊髄の障害、パーキンソン病)頻尿をきたす様々な病気があり専門医による鑑別診断が必要です。